1996年に韓国で初演され、再演に再演を重ね約20年間ロングランを遂げた異例の国民的大ヒット舞台「私に会いに来て」が日本キャストにより、9月13日(金)東京・新国立劇場 小劇場にて開幕しました。


同日、公演に先立って行われた囲み取材では、藤田 玲、中村優一、兒玉 遥、西葉瑞希、グァンス、栗原英雄が登壇。

下記、囲み取材のコメントを紹介します。


まずは、それぞれの意気込みから


藤田「ちゃんと一個一個詰めて稽古ができたので韓国の作品に恥じないように日本バージョンができたらなと思っておりますので、皆さま、是非、楽しみに観ていただけたらなという自信はあります。」


西葉「とても重たい作品ではあるんですけど、皆さんに観て頂きたいなと思って毎日稽古をしました」


兒玉「稽古場から皆で丁寧に作り上げていって、すごく良い作品に仕上がっていると思います。観に来て下さったら200%良かったと思ってもらえる舞台だと思うので、是非、いろんな人に観てもらいたいです」


栗原「今日まで3週間、気力・体力・集中力をすごく必要とする稽古でしたね。それが今日初日ということで、まあ淡々とできたらいいなと思っておりますので、多くの方に観ていただきたと思います」


グァンス「もともと原作の作品がいい作品で、今回改めてヨリコさんの演出、そして、演者の皆さんのお芝居で、たぶんまた新しい世界観がたっぷり入っている作品だと思いますので、それを自分自身も演者の一人として丁寧に演じて皆さんに届けたいなと思います」


中村「公演日数が、東京は今日入れて4日間、(9月)19日から大阪に行くんですけども、大阪も2日間しかないので、ほんとに限られた公演数だなというので、是非、早く来ていただきたいという気持ちでありますね。もう終わってしまうので。終わったあとに気付いても遅いので(笑)、とにかく「来たいな」って思っている人は来てほしい!そういう作品です」


ここからは質疑応答になります。


Q.作品の内容が重ためということですが、稽古場の雰囲気はどんな感じでしたか?

藤田「そうですね、毎晩ぐっすり眠れましたね。(栗原:嫌な夢を見ない日がない(笑))ああ、そうですね(笑)、寝れるんですけど悪夢にうなされるっていう毎日でしたね(笑)。でも、メンバー同士はすごく和気あいあいと、稽古になったら集中してっていう感じで、とてつもなく身体を動かす舞台ではないんですけど、(中村優一さんを見て)ま、若干一名は動かすんですけど(笑)、それでも、ほんとにどんどん瘦せていくとていうか、脳みそがカロリーを使っているのが分かるので、たぶん観に来られる方もすごい考えて、重いテーマというのもありますけど、心にも頭にもいい意味でストレスが掛かる舞台には、この稽古で仕上げられたんではないかなと思います」


西葉「それと、人の苦悩(僕たちが苦悩している姿)っていうのは、よく人の姿を見るとちょっと笑えてしまうっていうのはありますよね。そういう人間の滑稽さとか真剣になるが故の愚かさとかそういう意味でのコメディタッチなところもありますので、もうちょっと肩の力を抜いて観に来ていただけたならと思います」


Q.見どころはそれぞれの苦悩や人間関係というところでしょうか

栗原「そうですね。それぞれのキャラクターがありますけども、どれかしらに観に来たお客様が共感できたりとか自分に当てはめたりとか一緒に事件を解決していくという、参加できる作品になっていると思います」


Q.韓国の作品を日本で上演してそこに出演するにあたっての心境

グァンス「韓国で子役でお芝居の仕事をやらせていただいていたんですけど、当時高校生の時にこの作品を初めて観て、そこから大好きになって100回以上観たくらい自分にとっては一生忘れない作品の中のひとつなんですけど、その大好きだった作品の日本版の舞台出演が決まった時にはすごく嬉しかったし、すごく光栄に今だに思っています。自分が好きだった作品で生きていられる自分が今だにすごく楽しみでわくわくしているんですけど、すごく頑張って演じたいなと思っています」


Q.卒業初で初舞台にあたっての心境

兒玉「稽古中はうまくできなくて悩んだ日々もあったんですけど、皆さんやヨリコさんや石田さん(演出助手)が、丁寧にアドバイスをくださったので、今まで練習してきたこととか稽古場でやってきたことを信じて本番に臨みたいと思います」


Q自信のほどは?

兒玉「自信は・・・あります!できます!!・・・って自己暗示してます(一同笑い)」


Q.印象深いアドバイスは?

兒玉「なにを言えばいいんだろ・・・(栗原:覚えてないって笑)覚えてますよ(笑)!(藤田:ひとつももらってないですよって(一同笑い)でも、気持ちの流れだとかシーンを抜いて稽古をするときに感情を持っていけないところがあるのでそこをちゃんと尊重してお芝居をするっていうところですかね」


Q.今後の目標は?

兒玉「今までファンの方やいろんな方に支えてもらって今の自分があると思っているので、特別に女優になったからこう変わろうっていうのはないんですけど、そういった方々に恩返しができるように頑張ろうと思っています」


最後に主演藤田玲さんからメッセージ


藤田「舞台「私に会いに来て」新国立劇場 小劇場でやっておりますので、皆さま、是非、僕たちに会いに来てください!!」



舞台「私に会いに来て」の詳細情報は、舞台公式HP・公式Twitterをご確認ください。

【公式HP】 https://www.watashiniainikite.com/

【公式Twitter】 @wataai_St